haruchi art’s blog

晴智ありさのアートと心の内と作品紹介

旅をした彗星の話

こんにちは、金魚作家・グラフィックデザイナーの晴智ありさです。

 

2015年の夏に制作した「ほうき星の願い」についてのお話です。
作家活動を始めて1年ちょっとの時の作品ですね。

活動初期の私の支えになってくれた作品の一つです。

 

 

星がテーマの企画展に出展する際に制作しました。
当時好きだった、「コメット」という金魚を描きました。
コメットとは彗星のことです。
彗星が尾をひくように長い尾びれや細長い身体、
素早い動きからその名が付けられました。

また、彗星は「ほうき星」とも呼ばれます。

 

実はこのコメットが、私がアクアリウムショップで心を奪われた
金魚でもあります。
今住んでいるアパートが水槽も置いてはいけない所でして…
「家を立てたらコメットを飼う!」と決めております。笑


シュッとした特徴的な姿をそのままシンプルに描き、
星型が特徴的な桔梗の花を合わせた1点です。

 

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「ほうき星の願い」

使用画材
アクリルガッシュ・ホワイトワトソン水彩紙

 

身体のグラデーションを作るのがとても楽しかったことを
覚えています。


企画展に出展した後に開催した二人展、アートイベント、個展…
群馬、東京、神奈川と様々な地で展示しました。
様々な地をを旅しました。
その姿はまるで星のようにも見えました。

そして2度目の個展。
(制作から約2年後)
会場は横浜でした。

在廊している際にサプライズで仲の良い作家さんが会場を訪れてくれたのです。

さらにこの作品を購入してくださったのです。


二重の驚き!!

 

もしかしたら「これを買う」と決めて来てくださったのかも知れませんが
未だに理由を聞けておらず…
でも、このまま聞かずにいるのも良いかな、なんて感じています。


星に願いを。
誰かに良いことを届けられるようにと想いを込めて描いた子。
星のように輝きに溢れますように。守れますように。

今もその方の生活を明るく照らせていますように。